メッセージ
私はアマチュア、プロ、そしてプロキャディとして数多くのゴルフトーナメントで戦うことを経験してきました。
幸運なことにプロキャディ時代、客観的にコース戦略や、その時の状況を見極める力を養うと同時に、
ヤーデージブックの必要性を強く感じるようになりました。
当時はヤーデージブックがある試合もあれば、ない試合もありました。
1試合に1冊ずつノートを作り、自分の目で見たコースの形状や状態、毎日変わる風向きなど、
様々な状況をノートに書き込むようにしていました。
又、同じキャディをしている人たちに頼まれて、ヤーデージブックを作ったこともありました。
そんな中、友人の誘いがあり、日本の男子ツアーのヤーデージブックを作成・販売する手伝いをすることになりました。
これが私が、ヤーデージブックを作ることになる最初のきっかけでした。
ヤーデージブックを作り始めてから、私達の中で「もっと、このヤーデージブックに選手の人たちが必要としている情報を入れたい、もっと従来のヤーデージブックよりも良く変えていきたい」という気持ちが生まれてきました。
そして、「すべては選手の人たちのために」との思いから、友人と2人で2003年『The Golf Memo』を立ち上げました。
最初はレギュラーツアー数試合から始まり、翌年からチャレンジツアー全試合、そして2011年からはQT全試合の制作と、今まですべて手書きで作られていたヤーデージブックとは異なり、少しずつでしたがパソコンを使うなど、様々な変化をつけていきました。
時には、プロやキャディの方から、ヤーデージブックに取り入れたほうが良い物の意見を頂きながら、今日まで来ることができました。
時間はかかりましたが毎年新しいことに挑戦し、完全デジタル化したヤーデージブックは2006年に完成しました。
「2歩進んだら1歩下がる、しかしその下がった1歩が次の大きな力になる」の精神で今まで歩んできました。
そして、『The Golf Memo』を使っていただいている方々に感謝をするとともに、これからもこの状況に満足することなく、
1歩1歩確実に『The Golf Memo』のヤーデージブックを必要としている方々に喜んで使っていただけるよう、日々努力していきたいと思います。